世界遺産ラスコーとは?

フランス南西部の郊外、ワインで有名なボルドーを主都とするアキテーヌ地方のドルドーニュ県モンティニャック村を見下ろす丘の上にあります。周辺は中世の古城やフォアグラの産地で知られる風光明媚な場所で、美しいヴェゼール川が静かに流れています。19世紀にはじまった発掘調査で、ヴェゼール川流域は旧石器時代遺跡の宝庫であることがわかり、1979年にラスコー洞窟を含む地域は「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」として世界遺産に登録されました。

ラスコーの壁画とは?

1940年に地元の少年らによって発見されました。見物客が押し寄せたことによって状態が悪化し、保全のため1963年に洞窟は閉鎖されました。クロマニョン人による壁画のある洞窟は、フランスやスペインを中心に300ほど知られています。今から2万年前頃に描かれたラスコーの壁画は、その中でも質と保存の良さが傑出しており、旧石器時代芸術の代名詞になっています。

▲ラスコー洞窟の内部。洞窟の全長はおよそ200mで、3つの空間で構成されています。