展覧会構成

私自身が夢に描いていた展覧会がついに実現します。クロマニョン人は凄いのです。日本向けに特別アレンジを加えた本展は、それを実感いただく特別な機会となるでしょう。2万年前の祖先に対する見方が変わります。

1章衝撃の発見、壁画の危機、そして閉鎖
地元少年らによる偶然の発見から、多くの見物客が訪れたことによる洞窟環境の悪化。そして壁画を後世に残すために閉鎖されたラスコー洞窟の歴史を、当時の写真資料などでたどります。

2章よみがえるラスコー洞窟
フランス政府は保全のため閉鎖されたラスコーの壁画の復元製作を始めました。技術革新が生んだ復元方法を紹介、1/10サイズの模型で洞窟全体の構造について解説します。

3章洞窟に残されていた画材、道具、ランプの謎
ラスコー洞窟の内部からは、クロマニョン人が使った画材や暗闇を照らすためのランプなど様々な遺物が発見されています。世界初公開を含むラスコー洞窟から発見された貴重な遺物を紹介します。

4章ラスコー洞窟への招待
実物大で再現された精巧な洞窟壁画が出現。現在は入ることができない洞窟内部を体感いただき、クロマニョン人が描いた最高傑作を間近でお楽しみください。

5章ラスコーの壁画研究
ラスコーの壁画について、フランスで製作された映像やゲームを使って解説。また当時の動物を紹介し、壁画のモチーフに迫ります。あわせて調査研究の歴史なども紹介します。

6章クロマニョン人の世界:芸術はいつ生まれたのか
フランスの国立博物館が所蔵する実物資料の数々を一挙公開。壁画だけではない、クロマニョン人の芸術世界を紹介します。日本限定の特別コーナーです。

7章クロマニョン人の正体:彼らはどこから来たのか
ホモ・サピエンス(新人)はアフリカで進化し、5万年前以降に世界中へ大拡散したことがわかってきました。最新の研究に基づいて、謎に包まれたクロマニョン人の正体を解き明かします。

8章クロマニョン人がいた時代の日本列島
ヨーロッパを舞台に、ラスコーの壁画などの傑作を残したクロマニョン人。では同じ頃に日本列島へやってきた祖先たちは、どのような創造性を発揮したのでしょうか?その答えを示します。